【単利の計算例】

単利とは増えた利子を元金に含めず、元々ある元金のみを運用することです。

よって1年目、2年目、3年目のいずれも発生する利子は一定になります。

 

100万円+10万円(※1)=110万円

※1)100万円×10%=10万円

 

3年後の利子は合計30万円となります。

計算式は単純なので省略します。

 

複利と単利の比較】

複利で3年間100万円を年率10%で運用すると133.1万円。

単利で3年間100万円を年率10%で運用すると130万円。

 

複利で運用したほうが、単利より3.1万円多くなります。

10年後には単利だと200万円に増えますが、複利だと259万円になり59万円の差が出ます。

 20年後には単利だと300万円に増えますが、複利だと672万円になり372万円の差が出ます。

 

こうやって単純比較してみると、ものすごい金額差が生じますね。

 

 

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複利をビジネスに置き換えて考えてみる

ある会社に勤務するAさんとBさんがいたとします。

AさんとBさんは同期入社で役職は同じ。いわばライバルです。

所属は営業部で新規開拓が会社から与えられた任務です。

 

Aさんは1日150件の電話セールスを毎日実施し、営業成果もなかなか良好です。

BさんもAさんと同じく1日150件の電話セールスを毎日実施しており、営業成績はAさんとほとんど変わりません。

 

ただBさんはある工夫を取り入れたことにより、数年後に劇的な営業成績の差が出るようになりました。

 

Aさんは何年たってもやり方は変えず、1日150件の電話セールスを行い、見込みのある顧客宅に訪問し売上をあげます。

 

Bさんも1日150件の電話セールスを行うことは一緒ですが、開拓した顧客から「新たな顧客を紹介してもらう」ことを徹底しました。

 

そうすると数年後に何が起きるでしょうか?

 

Aさんは、ひたすらに新規顧客開拓に向けて電話セールスを実践しているだけなので、営業成績はほとんど変わらず、とにかく毎日忙しくしています。

Bさんは、電話セールスで新規開拓する顧客数はAさんと同様ですが、新規開拓数が多くなればなるほど「顧客からの紹介数」まで増えていきます。

そのうち電話セールスを1日150件も行わなくても十分な新規開拓が出来るようになるでしょう。

 

ポイントは顧客を新規顧客から新たな顧客を紹介してもらうという「複利的思考」を実践したことです。それによりBさんの仕事の質が変わっていきます。

 

多くの人がやっているブログやSNSも「複利的思考」を活かすことができます。

特に面白くなく、内容も薄い投稿を続けていても、読者や閲覧者は増えません。

一方で、面白くて、内容のある投稿を続けていると読者や閲覧者が増えます。

読者や閲覧者が増えると、その記事をリツイートしたりフォローされる頻度が高くなり、読者が勝手に自分の投稿を紹介してくれるのです。

 

ビジネスでは「複利的思考」を意識して実践すると、成果は大きくかわります。

目の前のことをがむしゃらにこなすだけのスタイルで仕事をしていると、限られた成果は出ますが、複利的思考を真面目に考えて実践しているライバルには勝てません。

 

ちょっと思いついた例が微妙だったかもしれませんが、言いたいことが伝わっていればそれでいいです。

 

ということで、「複利的思考」を実践するため、この投稿にブックマークを付けるかにほんブログ村のバナーをクリックして私の投稿を他の人に広げてください(笑)

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