2段ベッド購入の地獄
我が家には小学生の子供が2人います。
以前から2段ベッドに憧れがあったらしく、どうしても買ってほしいと懇願され続けたため、やむなく購入してあげることにしました。
ベッドが届いたのが先週のこと。安く済まそうと思い、自身で組み立てることにして業者が組み立ててくれる工賃をケチってしまったのが地獄の始まりでした。
運びの地獄
ベッドが自宅に届き、まず地獄だったのが玄関から2階の子供部屋へ運び込むことでした。バカみたいに重くて、妻と私で30分くらいかけて何とか全てのモノを移動しました。鉄筋でも入っているのか疑問に思うほど圧倒的に重くて、冗談抜きで死ぬかと思いました。
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ゴミの地獄
子供部屋に運び込んだ後は、いよいよ組み立てです。
早速一番大きいダンボールから開封してみたところ、巨大な木棒や木板が出現。少しづつ全ての部品を段ボールから出す作業を実施しました。ひたすらに重く、室伏広治を呼ぼうかどうか迷いましたが、部屋の数か所にキズを付けながらもなんとか自力で全ての部材を部屋に並べました。
そこで愕然としたのがゴミの量でした。梱包していた大量のダンボール、木材にキズが付かないように使用されていた大量の発泡スチロール、謎のスポンジ類、紙類、ビニール製品で隣の部屋がゴミで溢れかえりました。
これを片付けていたら1時間くらいは掛かりそうだったので、全てを妻に託し、私は一人でベッドの組み立て作業をすることに。
英語の地獄
購入した2段ベッドは米国製で、説明書を見ても全部英語表記。純日本人の私には解読不可能でしたし、仮に英語が理解できたとしても、かなり適当な説明書だったので絶対にスムーズには組み立てられない代物でした。
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組み立ての地獄
早々に説明書を破り捨て、バカみたいに沢山ある部品を眺め、とりあえずベッドっぽく組み立てていけばそのうち完成するだろうという超適当な方法で作り上げていくことに。
「何となくこれは1段目の下板っぽい」
「こっちは2階の手すりっぽい」
「あれは分からないから後回し」
そんな感じで作り続けること2時間。ようやく2段ベッドらしい姿になったのです。今思うとネジは全て軽く締めておいて、後でまとめて締めていけばよかったなと思いますが、そんなことは全く思いつかなかった私は、親の仇かと思うほどにネジを強烈に締め上げ、もうどうやっても取れないレベルにまでガチガチに仕上げていきました。
何となく見える範囲のネジを全て締め、ベッドっぽくなったので作業は終了。というかこの時点で疲労感が半端じゃなく、「もうどうでもいいや」という感情になっていました。子供が派手に遊んでも壊れなきゃ問題ないという「基本思考」を常に持ちながら、要所は抑えて組み立てたつもりです。
最終的に木棒2本、木板1枚、ネジ8本が残りました。
ウソの地獄
これらをどこに使うのか分からないし、もうやり直しが利かないほどにネジを締め上げていて握力も限界だったので、それらの余った部材は予備としてメーカーが入れてくれたものだと思い込むことにしました。妻にもそんな感じで説明したところ、「絶対ウソでしょ?」と鋭い指摘を受けましたが、米国製のベッドを作っていた私は日本語での批判や質問は受けないという理由を述べ、作業を完全に終了しました。
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子供は天国
その夜から子供たちは2段ベッドを使って寝ています。
今のところ問題はなく、息子からは「パパは何でも作れるんだね!」とお褒めの言葉を頂戴しているほどです。
息子には、「そのうちどこかしらがおかしくなると思うが、それは米国製だからしょうがないんだぞ」という言い訳も考えてあるので問題はないと考えております。
総括の地獄
今回のベッド組み立てで思ったのは、もう2度と家具を手作りしないということです。あんなに重くて辛くて1ミクロンも面白くない作業を数時間も続けなきゃいけないのであれば家具なんて不要です。床に布団を敷いて寝ればいいのです。
今後家具を購入するときは、業者への組み立て工賃をケチらずにしっかりとお金を支払って完璧な形で納品してもらおうと心に決めました。
コロナ禍で、DIYをするようになった人が多いと聞きますが、私にはその気持ちが1ミリも理解できません。ちなみにベッドを組み立ててもらう工賃は6,000円でした。私からすればあの地獄を見ずに、優雅にコーヒーでも飲みながら完成していく様を見ることが出来るのだとすれば、10倍の60,000円くらい支払ってもいいなと思っているくらいです。
この記事を読んでいる親御さん方、カッコつけずにDIYなんてせずに業者(プロ)に任せましょう。DIYなんて得意なひと以外は絶対にやってはダメです。地獄に落ちますよ。
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