環境問題で中国に負けてしまう日が来た!?
※記事ソース元:BBC NEWSJAPAN
世界最大のプラスチック消費国である中国は19日、使い捨てのプラスチック品を全国規模で削減する大がかりな計画を発表した。
集積場はすでにいっぱい
中国では、国民14億人が出すごみの処理が、大きな問題になっている。サッカー場100個相当の広さがあるごみ集積場は、予定より25年早く、すでにいっぱいになっている。
2017年の1年間だけで、都市の家庭ごみ2億1500万トンが収集された。リサイクルに関する統計は公表されていない。
オックスフォード大学が出したオンライン報告書「データでみる私たちの世界」によると、中国は2010年にプラスチックごみを6000万トン排出し、世界最多だった。2位はアメリカの3800万トンだった。
この2018年の報告書は、2025年まで似たような状況が続くと予想している。
飲食店、ホテルにも義務づけ
発表された新たな計画は、プラスチック製の袋の使用を2022年までに全国で禁止するとしたが、生鮮品を扱う市場では2025年から禁止する。
厚さ0.025ミリ未満のプラスチック袋の製造と販売も禁止される。
外食産業に対しては、使い捨てプラスチック品の使用を30%減らすよう義務づける。
ホテル業界には、使い捨てプラスチックの無料グッズの提供を2025年までにやめるよう指示している。
過去にも対策
中国がプラスチック製品の規制に乗り出すのは、初めてではない。
2008年には小売店を対象に無料のプラスチック袋を禁止。同時に、超薄型のプラスチック袋の製造も禁止した。
中国はかつて世界最大のプラスチックごみの受け入れ国だったが、2017年に外国からの受け入れをやめた。
アジアでは中国以外の国も、プラスチックごみの削減に取り組んでいる。
タイやインドネシアも
タイは今年に入り、主要商店における使い捨てのプラスチック袋の使用禁止を発表。2021年に全国的に禁止するとした。
インドネシアの首都ジャカルタも、使い捨てのプラスチック袋をデパートやスーパー、伝統的な市場で使うことを、今年6月までに禁止するとした。
同国のバリ島でも、使い捨てのプラスチック品が禁止された。
一方、マレーシアは、外国のプラスチックごみ(コンテナ150個分)を違法に国内に運び込もうとした船に対し、出発した国への引き返しを命じた。
裕福な国々は2018年以降、マレーシアにプラスチックごみを送っている。同国当局は、違法に運び込まれるごみの量への対応に苦慮していると話している。
※ここまでは完全に記事の抜粋。
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ここからはこの記事を見た私の率直な感想と考えです。
いま日本が世界に誇れるもの(そう多くはない認識)の1つが環境分野だと思います。
技術だけですが。
誇れるものがあることは好ましいことですが、現代社会においては技術だけではダメなんだろうと思います。
その技術を活かした「実行力」と「他国への売り込み」、あとは「発信力」が絶対的に必要です。
日本には残念ながらそれらが欠如しています。
環境分野で中国に負けるのは正直辛いですね…
2025年といえば大阪万博があります。それに向けてレジ袋の有料化なんかもしていますが、もっと大きなことを国家レベルですべきです。
こういうものこそ野党の皆さんにも公開の場で突っ込んで欲しいですが、今の野党を見るとそれは期待できない。
①信用スコアが例のように、多少軋轢があってもシステムとしての新しい社会インフラ・ルールを作る。
②そのサプライヤー企業も引き連れて、一帯一路の国々(特に独裁色の強い国)にもの凄い勢いでインストールしていく。
③それによって、それらの国々の政権は安定するし、首根っこはつかめるし、自国の企業は伸びる。
という戦い方をしている中国は、良くも悪くも戦略的だなと思います。
更に、それが社会にとって良いことであれば(反対しづらいことであれば)、日本でも
採用せざるを得ない可能性もあります。
特に、中国と欧州は関係が近いので、環境分野は十分協調余地があります。
十年後には、アジア、アフリカ地域の社会システムは、中国モデルに席巻されているかもしれません。
本題とは若干話が反れますが、知財もプロモーター、産業界へ持っていく人材が日本は育ちにくいです。
やっと東京でその手の事が始まりましたが、元々ある国(米中)との格差がでかすぎま
す。アリババの商品の豊富さ、スマホなんか、既に5G売ってますから。
このままでは日本は様々な面で中国に負けるし、追い付かない存在になってしまいます。その危機感が今の政治家たちにあるのか疑問です。
この記事を見てパッと思いついたのがこんなことだったので、
ササっとまとめてみました。
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