蒼竹ヌーDX

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池袋暴走事故の公判開始。今後の展開を予測してみる。

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池袋暴走事故の初公判

news.yahoo.co.jp

この事件。

上級国民ということで特別扱いされ、事故当時~現在にかけて普通の生活を送っていることに怒りしか感じない。

 

この話題に触れるたびに、悲しい感情に襲われる。

・自転車に乗った母子を轢き殺しても、上級国民なら普通の生活が出来る国なんだな。

・被害者が上級国民で、加害者が一般人だったら同じ対応にはなっていないんだろうな。

・被害者の家族はたまらなく悔しいだろうな。

 

池袋暴走事故の初公判が行われ、89歳の上級国民様は無罪を主張したらしい。

 

この事件の今後の対応は恐らく以下のようになると思う。

①数回の公判を繰り返す。

②自動車に異常が無かったかの検証が実施される ←数年かかる

③自動車には異常は無く、上級国民の過失運転が原因だとする判決が出る

④上級国民は高齢につき収監不可能と判断される

⑤収監されることなく今まで通りの生活を送り、余生を楽しむ

⑥大往生を迎える

 

実刑が確定しても、高齢が理由で刑が免れる法律が日本には存在する。

過去に以下の条文が適用されて服役を免れ、寿命で亡くなった人も沢山いる。

 

刑事訴訟法第四百八十二条
懲役、禁錮又は拘留の言渡を受けた者について左の事由があるときは、刑の言渡をした裁判所に対応する検察庁の検察官又は刑の言渡を受けた者の現在地を管轄する地方検察庁の検察官の指揮によつて執行を停止することができる。
一  刑の執行によつて、著しく健康を害するとき、又は生命を保つことのできない虞があるとき。
二  年齢七十年以上であるとき。
三  受胎後百五十日以上であるとき。
四  出産後六十日を経過しないとき。
五  刑の執行によつて回復することのできない不利益を生ずる虞があるとき。
六  祖父母又は父母が年齢七十年以上又は重病若しくは不具で、他にこれを保護する親族がないとき。
七  子又は孫が幼年で、他にこれを保護する親族がないとき。
八  その他重大な事由があるとき。

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世間は黙っていない

日本は法治国家なので、法律に記載があればその通りの対応がなされる。特に今回の被告は上級国民なので、なおさらこの甘々な法律が適用される可能性が高い。個人的には納得がいかないが、法律ならばしょうがない。

一方でこの事件は「上級国民は国や警察、検察から守られている」という疑惑を日本国民に広く知らしめた事件でもあった。仮に私が予測したように、「実刑は出るが高齢のため収監されない」ということになれば、世間は黙っていないだろう。

過剰な私刑を危惧

ただ、それもどうかと思ってしまう。お隣のK国のように国民感情で司法が判断を変えるというのは絶対に起きてほしくないし、司法の決定に不服があっても、ネットでの執拗なバッシングや個人への嫌がらせ行為のような感情に任せた「私刑」はやってはいけない。

大前提として、池袋暴走事故は車両の不具合によって起きたものでは無く、上級国民が起こした過失による事故だと個人的には思うし、無罪を主張していること自体腹立だしい事ではある。でも「私刑」だけはやってはダメだ。

最近の日本ではこの「私刑」が酷すぎる。不倫をした芸能人やアスリートに対する強烈で執拗なバッシング、あおり運転をした一般人を特定して個人情報を晒す行為、過去の殺人事件の犯人が服役して出所した際に住所や氏名を特定しネットに晒し、執拗に追い回す行為。報道はされていないが本人だけでなく、その親族に対する嫌がらせ行為も多くされているだろう。

結局は日本人の民度の高さが求められる

こういう行為を許すか許さないかは、結局はその国の民度によると思う。お隣のK国のように大統領が辞めるときは必ず国民感情に配慮して逮捕するとか、誹謗中傷を繰り返し、嫌がらせ行為を続け自殺にまで追い込んでしまうようなことをする国にはなってほしくない。

日本は法治国家であり、法の下に全ての国民が平等であってほしいと心の底から願う。その上で民度が世界一高く、感情に任せた嫌がらせ行為が他国と比べて圧倒的に少ない国であってほしい。

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