蒼竹ヌーDX

海外FXで稼いでいるので良さが伝われば嬉しい。あとは好きなことを書くブログです。

スポンサーリンク

【ドラクエウォーク】微課金ユーザーである私のDQW日記 ~初心者からガチ勢まで その12

f:id:buchouu:20200121145652j:plain

私はドラクエウォークのガチ勢です。

先日アプリのリリース1周年を迎えました。一時期は売り上げが伸び悩み、どうなることかと個人的に心配していましたが、緊急事態宣言前後である2020/4~2020/6の業績が発表になっていたので、最近のドラクエウォークに関する業績動向をスクエニのIR資料から読み解いてみようと思います。

スポンサーリンク

 

スクエニ社の2021/3月期 第1四半期業績まとめ

f:id:buchouu:20201019162215p:plain

スクエニ社 IRから抜粋

まずは2021/3月期の第1四半期の業績を見てみます。前年同期比で売上は164%と好調に推移、原価・販管費を引いた営業利益も大幅に良化しています。上記の売上や利益が全てドラクエウォーク単体の数字ではないので、この表だけでは好調なのかどうかは判断できません。ただ、スクエニ社としてはコロナ禍でもかなり潤っているということが分かります。

f:id:buchouu:20201019162427p:plain

スクエニ社 IRから抜粋

次にセグメント別の売上を見てみましょう。ドラクエウォークが属するセグメントは、「デジタルエンタテインメント事業」になります。計4つのセグメントのうち、85%を占める「デジタルエンタテインメント事業」が好調に推移していることによって全体の業績が良化していることが分かります。

f:id:buchouu:20201019162507p:plain

スクエニ社 IRから抜粋

最後のIR資料になりますが、資料の見出しに注目してください。「WAR OF THE VISIONS~」と「ドラゴンクエストウォーク」の収益貢献により、前年同期比で増収増益との記載があります。緊急事態宣言をまたぐ2020/4~2020/6に関しては「ドラクエウォーク」の業績は好調に推移したようですね。

個人的にオワコン化してしまうのでは?という懸念を未だに持っていますが、IRを見てみると案外儲かっているようです。ドラクエというコンテンツは偉大ですね。ゲーム性が大して面白くなくてもここまで収益を出せるのは本当に凄いです。

スポンサーリンク

 

2020/4~2020/6の業績動向

ここからは緊急事態宣言前後である2020/4~2020/6の期間の対応について考察してみます。言うまでも無くドラクエウォークは位置情報アプリです。類似しているアプリはポケモンGOですが、こちらの同時期の売上も実は増加しています。

本来、位置情報アプリというのはスマホを持って外に行かないとゲームが出来ないはずです。自宅にいるだけで移動しないのであれば位置情報も何も無いですからね。

スマホを持って色々なところに行き、モンスターを倒して強いこころをゲットする。強いメガモンスターを倒したり、高難度の強敵を討伐するために優秀な武器をゲットするためのガチャに課金するというのが本来のアプリの在り方です。

ただコロナ禍においては位置情報アプリの本来の遊び方が出来なくなってしまいました。そこでスクエニ・コロプラ社は、自宅でもドラクエウォークを楽しめ、課金もしっかりしてもらうゲーム性を取り入れ、「コロナ禍の位置情報アプリの運営」を成功させたと言ってもいいでしょう。

2020/4~2020/6の期間にどういったイベントやガチャがあったかを見てみましょう。どうやって稼いだかが分かるはずです。

実装されたイベント

この期間に実施された主なイベントは計3種類。どれも自宅から出なくても挑戦できるイベントに調整されていて、運営もなかなかやるじゃないか!と思ったのを覚えています。

1.さくらこぞうイベント

実施期間:2020/3/19(木)〜4/16(木)14:59

「さくらこぞう」を倒した数に応じてイベント限定の家具やアクセサリーを入手できるというイベントでした。「さくらこぞう」は特定の場所にしか出現しないのではなく、どこにでも出現するようになっていたので、自宅でも簡単に出会えました。限定アクセサリーの「さくらのピアス」は攻撃魔力が高く優秀でした。

このころから目的地をわざわざ遠くに設定せずに現在地に設定することが可能になりました。家から一歩も外出することなくクエストや強敵討伐がエンドレスに挑戦できました。この辺はなかなかいい変更点だったと思います。

2.ドラクエ3イベント

実施期間:2020/3/30(月)15:00〜5/27(木)14:59

おそらく2020/4~2020/6の業績をけん引したのはこのイベントでしょう。ドラクエファンの中には「ドラクエ3」が一番好き!というユーザーも多いほど人気の回ですから。 イベントストーリークエストやルイーダの酒場、新強敵モンスター「カンダタ」などが実装されました。星5武器・装備である「アリアハン」は、メダルを集めて「ルイーダの交換所」でアイテムと交換可能になりました。星5武器が配られるなんて最初はかなり驚きましたが、大して強くなかったので妙に納得してしまいました(笑)

この頃にメガモンスター「バラモス」、「ゾーマ」が登場しました。どちらもかなり強烈に優秀なこころをドロップしました。特にゾーマのこころはゲーム性をぶっ壊すくらいまでの性能を保持しており、私は50体くらいは討伐した記憶があります。この頃はメガモンスター討伐がいつでもどこでも可能でした。画面上に映っているメガモンスターであれば常に討伐に参加出来て、討伐手形も毎日のように無料配布。これは素晴らしい対応でした。

3.スライムカーニバルイベント

実施期間:2020/5/27(水)15:00〜6/25(木)14:59

「スライムカーニバル」は、フィールドに出現するスライムの依頼を達成して絆を深めていくイベントでした。絆を深めることでスライム達が「おとも」として付いてきて、能力強化を得られるようになり、「おとも」に設定すると絆レベルによって強敵へのダメージアップや耐性など様々な恩恵が受けられるようになりました。あまり面白みのないイベントでしたが、「まもののエサ」を使えばスライムを呼び寄せる事ができたので、自宅にいる時でも使用できて便利でした。強敵「ダークスライム」が解放され、最終レベルは鬼畜のように強かったのを覚えています。

ここまではいいです。そこそこの内容のイベントで、コロナ禍という特殊な状況にも対応した運営に合格点をあげたいです。ただ、これから記載する「ガチャ」がもの凄いヒドイものでした。無課金・微課金勢はここでかなりの数がこのゲームから離れていったと言ってもいいでしょう。現に私の周りにも「ガチャの渋さ」に嫌気がさしてドラクエウォークを止めてしまった人が数人いました。

たった3か月の間に実装されたガチャを紹介

1.伝説の勇者装備ガチャ  2020/3/30(木)15:00〜継続
2.ラーミア装備ふくびきガチャ 2020/4/27(月)〜5/27(水) 
3.カンダタ装備ふくびきガチャ 2020/4/13(月)〜5/27(水) 
4.バロック装備ふくびきガチャ 2020/5/14(木)〜5/27(水)
5.聖盾騎士装備ふくびきガチャ 2020/5/27(水)〜6/25(木)
6.ドラクエの日記念装備ふくびきガチャ 2020/5/27(水)〜6/3(水)
7.聖女装備ふくびきガチャ 2020/6/10(水)〜6/25(木)
8.黒嵐装備ふくびきガチャ 2020/6/25(木)〜7/9(木)

 

3か月の間に計8種類ものガチャを実装しました。もう完全に課金ゲームと言っていいでしょう。前回のガチャより今回のガチャで排出される武器の方が優秀、その次のガチャで排出される武器はそれを上回る。そんな感じで次々と過去のガチャで排出された星5装備を否定していきました。

さすがにこうなってくるとついて行けないユーザーが多く、ガチ勢である私も引退しようか悩みました。ただ装備と同じくらいこころが重要なゲームに仕上がっているので、優秀な武器や防具に課金しなくてもある程度までは遊べるゲームになっている所があります。このこころのドロップも結構シビアなので、ライトユーザーからすると課金しないと優秀な武器がゲットできず、ガチ勢のように長時間プレイしないと優秀なこころをゲットできないとなると、もうこのゲームを楽しむことは出来ません。そうやって現在ユーザーとして残っているのは、無課金・微課金のガチ勢か、廃課金勢だけです。少しはライトユーザーは残っているかもしれませんが、いなくなるのは時間の問題でしょう。

スポンサーリンク

 

課金ゲームに路線変更!?

ドラクエウォークというアプリは、もはやガチャ課金ゲームになり下がりつつあります。上級職が実装されたり、様々なイベントが追加されたりしますが、ガチャに課金して優秀な武器をゲットしないと攻略が非常に難しい強敵も多く存在します。こころをガッツリ優秀にして挑んでも、奇跡的に勝てるかどうかという感じです。私は現在この状態でなんとか頑張っています。

最近はパスやジェムの無料配布を多くしてくれる印象がありますが、有料ジェムでないと星5装備の排出率が悪く設定されているのは間違いないと思います。

この頃からドラクエウォークを紹介しているYouTuberが減少しました。確かに2020/4~2020/6のドラクエウォークが獲得した売上・利益は非常に高く、運営側は潤ったかもしれません。ただ、明らかな課金ゲームであるとユーザーに印象付けてしまったのは否めず、今後のゲーム性を心配しています。このまま課金ゲームとして運営していくのか、ポケモンGOのように無課金や微課金でも十分に楽しめるようなゲーム性にしていくのか。

ドラクエウォークの今後の見通し(個人的な意見)

短期的な利益追求をするなら課金ゲームにすればいいでしょう。ただドラクエを愛するガチユーザーである私が言いたいのは、ライトユーザーにも優しい、息の長いゲームを構築していってほしいということです。

このままでは半年以内にドラクエウォークの売上は減少傾向に向かうと思われます。どんなに魅力的なイベントを実装しようが、課金ゲームにしてしまってはユーザーは離れていきます。そこら辺の判断というかバランスのとり方を間違えてしまっているので、誰かバランス感覚の取れた、ライトユーザー目線を持った運営担当者が出てきてくれることを祈ります。

私は課金しないと成り立たないドラクエにはなってほしくありません。超優良メガコンテンツであるドラクエをおかしなものにしないでください。

この叫びが運営に届きますように。

スポンサーリンク