世の中には社内ニートっていう人種がいるらしい。
昨日電車の中でスマホをいじっていたら、「社内ニートはつらい」というような記事があって、思わずクリックして読んでしまった。
その記事の内容としては、現在進行形で社内ニートを継続している30代男性社員の1日の過ごし方が書いてあった。細かいところまでは覚えていないが、こんな感じだったと思う。
社内ニート歴5年の30代男性社員の1日
8:55 出社
9:00 始業
~9:10 メールチェック(ほとんどメールは来ないらしい)
~11:10 30分で終えられる事務作業を2時間かけて行う
~12:00 ネットサーフィン
ネットサーフィンは自分の会社PCで行い、後ろから画面を見られないように細心の注意を払うらしい。
~13:00 昼食
~15:00 yahoo知恵袋に投稿された質問へ回答
~17:00 ブログ記事作成、投稿・エクセルを開いたり閉じたりする
~17:30 帰りの準備を30分かけてゆっくりと行う
17:45 退社
仕事と全く関係のないことをやっている際に、上司に声を掛けられ「順調か?」などと聞かれると、「忙しいけど頑張ります!」的なことを返答するらしい。
世の中にはこんな人がいることを昨日初めて知った。知ったうえで感じたことは、本当に可哀そうだということ。
男性であれば仕事をしている時間は、人生の半分くらいを占めるだろう。
仕事がある程度面白くて、ある程度のやりがいが無ければ不幸だ。
何の仕事もせずに給料をもらえたとしても、暇な時間が長すぎるというのはかなりつらいと思う。
この社内ニートっていうのは、どの会社にも必ず存在するとは思わないが、冷静に考えてみると一定数はいるんだろう。職場の喫煙所にいつもいるおっさんとか、やたら便所が長い奴ももしかしたら社内ニートなのかもしれない。
社内ニートを生み出す構図は、たぶんシンプルだ。
「会社がバカ」か「上司がバカ」か「本人がバカ」のいずれか。
全部バカだとしたらそれはもう救いようがない。
全国の社内ニート達でFaceBookコミュニティでも作って、起業でもしてみたらどうだろうか。株式会社 社内ニートっていう社名で。
株式会社 社内ニートの社員が一生懸命顧客のために仕事をしていたら、顧客からすれば「あの人たちは元々社内ニートで何の仕事もしてこなかったのに、今私の為に一生懸命働いてくれている!」と顧客満足度のハードルが下がるかもしれない。
というか株式会社 社内ニートへの世間からの期待値は低いだろうから、少しでもいい仕事・いい結果をもたらせば通常の会社よりも評価される気がする。
新卒も採りやすいだろう。元々社内ニートだった奴しかいないわけだから、気が弱そうだし、サボっていても怒られなそうだし、話題性も手伝って学生ウケは良さそうだ。
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話が少し脱線したから元に戻す。
「社内ニート」とネットで検索してみたら、結構このワードでヒットすることに驚いた。「社内ニート」を無くす方法は大別すると4つしかないと思う。
①会社が適正人員を把握し、不要な社員の首切りをする。
➁上司が「社内ニート」の部下に、明確な役割を与える。
③「社内ニート」である本人が、社内で新たな仕事を生み出し実践する。
④その会社を退職する。
社内ニートが存在する一番の要因は、「上司」だと思う。
会社の人事は、現場が実際にどれだけ稼働しているのか、負荷が掛かりすぎているか、手が空きすぎているかを正確には把握できない。結局は部署長などに聞き取りをして人員の過不足を知るしか方法がない。
その部署長が無能であれば、もはやどうしようもない。
社内ニートが存在する会社があるなら、その本人ではなく、まずはその上司の処遇を考え直す必要がある。
昨今はコロナの影響で在宅勤務が多くなった。
よく部下がサボっていないか見えずらいとか、評価がしずらいとか言われているようだが、「時間で働くことを評価する」のではなく、「成果で評価する」ことで充分に解決できる。
そんなに難しい事ではないのに、出来ないと嘆いている管理職を報道などでみると溜息しか出ない。
たぶんそういう無能な管理職の多くは、会社では社内ニートなんだろうなぁと、ふと思ったので書いてみました。
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