夏の甲子園大会中止か
2020年5月15日に新聞報道で、夏の甲子園大会中止の方向性があると報じられました。
第92回センバツ大会中止に続いて夏の大会も中止となると、史上初の春夏連続の中止となり、高校球児にとって全国へ繋がる大会は一年間なくなります。
私自身、学生時代の部活動はラグビーをやっていました。
強豪校という感じでは無かったですが、県大会を突破して夢の花園でプレーすることを夢見て、仲間たちと毎日本当に厳しい練習をしてました。
私が高校生の頃の部活は、かなり理不尽なことが多く嫌なことも沢山ありました。
例えば
- 学校で上級生が視界に入ったら、大声で挨拶をしなければならない
- 先輩の彼女にも同様に挨拶しなければならない
- 真夏の炎天下での練習中も、水分補給禁止
- 授業終了とともにグラウンドに走り、最後に来た奴は罰ゲーム
- 土日は朝~夜9時頃まで練習(休みは元旦のみ)
- 練習試合で負けると、負けたグラウンド内で腕立て腹筋背筋×100回づつ、 手押し車でグラウンドを○○往復。
などなど。水分補給禁止なんてルールは今だったら速攻でニュース沙汰でしょう。
練習は厳しいものでしたが、部活動にのめり込んでいた私にとってはそれが当たり前でしたし、きつくても同じメニューをこなしている仲間が沢山いたので、心の底から嫌になったことはありませんでした。
夏の最後の大会は特別なもの
結果的に最後の大会では、負けてしまい県大会優勝までは行けませんでしたが、仲間たちと真剣に部活動をした時間のことは、20年程度経った今でも決して忘れることのできない大切な思い出です。
高校での部活動で共に練習した仲間たちは、今でも定期的に会うほどの仲ですし、会えば当時の感覚が戻り、当時の話を必ずします。
特に最後の夏の大会で負けた時の話は、間違いなく話す話題の一つです。
あの時あーすればよかった、あのプレーは凄かった、負けた後にキャプテンが3年生に言ったことが笑えるなど。
高校3年生にとって、最後の夏の大会って本当に大事なんですよね。
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コロナの影響でやむを得ないということは分かりますが、夏の甲子園が中止になるかもしれないというニュースを見て驚きました。
学生たちのショックは計り知れないし、悔しさや怒りをどこにぶつければいいのかすら分からない状態だと思います。
野球だけではなく、サッカーやラグビー、他競技においても様々な大会が中止になるでしょう。
人によっては、夏の大会を最後にその競技を引退しようと考えている人も大勢いるでしょう。その引退の場が、急に無くなってしまうなんて、こんな残酷なことはないです。
それが訳の分からないウイルスの出現によって中止にされてしまうかもしれないんですから、学生たちのショックは計り知れません。
これ、何とかしてあげられないんでしょうか。
開催させる方法はないのか
仮に無観客で開催するにしても、宿泊時や移動時に感染リスクが高いとか、自粛期間中に十分な練習が出来ていない為に体力が落ちていて、夏の炎天下での試合は危険だとか、予選を今から開催してもスケジュールが合わないとか。
出来ない理由、開催するのが困難な理由は誰にでも浮かびます。
多少の感染リスクはあるにせよ、リスクを最大限抑えながら夏の最後の大会を開催する方法はないんでしょうか?
というか何とか開催してあげないと、今の高校3年生は本当に可哀そうです。酷すぎます。
頭のいい大人たちは世の中に沢山いるんだから、皆で知恵を出し合って開催させることは出来ないんですかね?
私には良い方法が思いつきませんが、高校3年生たちが後に過去を振り返っても悔いに残らないやり方を是非考えて実行してほしいと思います。
全国大会が実行されないのであれば、せめて地方大会だけでも開催してあげてほしいです。きっと上手く開催できる方法はあるはずです。
少なくとも大人の勝手な都合や思い込み、過度な自粛厨の影響で中止に追い込み、学生たちの夢を壊すということだけはしてほしくないです。
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