抗議している意味・根拠は何なのか
#検察庁法改正案に抗議します
っていうツイートがお祭り騒ぎのようになってますね。
金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」を放送する時に、「バルス」という破滅の呪文を一斉にツイートするという遊びに似た感覚でしょうか。
何やら色々な意見があるようですが、
このツイートを拡散している人たちは、本当に「検察庁法改正案の趣旨」を理解した上で「抗議」しているんでしょうか?
何かを発信するなら、何かに反対するなら、ある程度は勉強してからにしませんか?
マスコミが嘘情報(又は側面だけの偏った情報)で煽るから、その情報を真に受けてツイートしている人が多くありませんか?
真実こそ拡散を
ここからは真実(事実)を書きます。
この法案は、一般の国家公務員の定年を65歳に延長するのに合わせて、検察官の定年も65歳とするというものにすぎません。
反対している人は、そうするべきではないという合理的な理由を説明できますか?
63歳を役職定年とする一方で、特例により政府がそれを延長することができるのが問題だという意見がありますが、そういう人は、そもそも検事総長や検事長の任免権が内閣にあることをご存知でしょうか?
黒川氏は既に検事長としての定年が延長されているから、この法案は関係ありません。
現在でも検事総長の定年は65歳なのだから、この法案が成立しなくても黒川氏は検事総長になれます。辞職するようなので検事総長になることは無いようですが。
内閣が検察の人事に関与するのが危険だと言う人も多いようですが、検察が内閣の統制に服さずに勝手に動き出す方が危険じゃないですか?
政権側が訴追を逃れるために、訴追に消極的な検察幹部の定年を延長するという運用のされ方が警戒されているようですが、例えば、政権側の訴追の追及に積極的な検察幹部がいたとして、その人物が役職定年を迎え、次の総長候補は消極的な人物だったらどうでしょうか。
世論は、特例を設けてでも定年を延長して総長に据えるべきと言い出しはしないですかね。。
検察は首相をも訴追できる強大な権限を握っているといいますが、では首相をも有罪にできる最高裁判所の長官は誰が決めているのか知っていますか?
少し落ち着いて考えてみませんか?
「左派・右派に関わらず反対すべき」なんていう見解は、特定秘密保護法、安保法制の騒動などと同じでただ騒ぎたいだけですよね?
政権批判勢力に利用されているだけとしか思えません。
というか、それが事実だと思います。
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私の疑問
もう一度言いますが私の疑問は、
『検察官を含む公務員の定年を65歳に引き上げようとしているのに、なぜ検察官だけが問題視され、検察官だけ定年を引き上げるべきではないのか?』
ということです。
政権批判勢力に煽られ、乗せられ、騒がされている人が数百万人いるようですが、この質問に答えられる人が何人いるでしょうか?
物事の本質は何か。問題は何か。なぜ問題なのか。
民主主義の国民はある程度賢くないと務まりません。
最低限の勉強もせず、知識も無く、自分の意見が無いのであれば、政治に参加なんてしなくていいと思います。
そういう大勢の「無知の人」を扇動して操り、無駄に政権をひっくり返そうという黒幕の狙いに乗るだけなので。
安倍首相の問題点
もう一つ、これに関しては問題があります。
それは安倍首相の説明が下手すぎるということです。
多くの国民が誤った(偏った)報道や情報を目にする機会が多いので、最低限の勉強すらしない大多数の人が、「この改正案は間違えている、安倍首相が検察を私物化しようとしている!」と誤解しているわけですが、
安倍首相を始め、法務大臣や他政治家たちは説明が下手すぎて国民に真実の情報を届けることが出来ていません。
「この報道はデマです。理由はこうです。真実はこうです。だから問題ありません」
これを分かりやすく、目立つように言って説明するべきです。
今の内閣はデマや扇動に対して、それが誤った情報であることをアピールするのが異常に下手です。
デマを拡散することが得意なマスコミ、真実を拡散することが下手な内閣。
この構図が続く限り、デマを流したもの勝ちの状況は変わらないんだろうなと嘆く今日この頃です。
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