蒼竹ヌーDX

海外FXで稼いでいるので良さが伝われば嬉しい。あとは好きなことを書くブログです。

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肛門科と熊田さん

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日経新聞の「私の履歴書」。

今の連載は陶芸家の樂直入さんで毎日楽しみに読んでいる。

いつか私も取り上げられるように。。。。

なるわけないので勝手に自分で書いてみようと思う。

 

題名 「私の痔歴書」

 

痔が再発した。

会社帰りに薬局へ行ったのだが、「ボラギノールありますか?」の一言が言えなくて手ぶらで店を出てしまった。

 

 

私もまだまだケツが青い。

 

 

いや、そもそもケツが赤くなったから薬局へ行ったのだが。

私の場合、それまでは自覚症状がなく、大を流そうと立ち上がって振り返えると便器が赤くなっていたからびっくりした。

間違えてシャア専用の便器に座ったのかと思ったほどだ。

そんな私が初めて痔オン軍の一員となったのは2018年だった。

 

 

2018年当時、私の業務の大半はデスクワークで一日中座りっぱなしだった。

そこにストレスが加わったことが発症の原因だと思われる。

発症した当時の日記があったのでここで紹介しよう。

 

 

【2018年9月16日  激動の9月】

ヒサヤはロマンチックな星空の下でプロポーズをした。

良太は最高の仲間に囲まれて結婚式をした。

英二は健康な女の子が誕生し、父になった。

今年の9月は私の仲間たちに素敵な連鎖が起こっている。

とても素晴らしいことだ。

私もその素敵な連鎖に巻き込んで欲しいと思っていたが、、、

 

 

痔を患った。

 

 

初めての経験なので何とも言えないが多分そうだ。

ここ数日、トイレットペーパーに血が付く。

やっぱ赤飯を炊いとくべきか?

とりあえず土曜日に病院へ行ってこよう。

 

 

ここですこし話が逸れてしまう。

良太という友人の結婚式と英二という友人の長女誕生の話題についてだ。

私は良太の結婚式の二次会幹事をその英二と、鴨志田という友人と務めた。

それは居酒屋で三回目の幹事打ち合わせをしていた時のこと。

私は最初の二回を欠席していたので、新婦側の女性幹事達とはその日が初めての顔合わせだった。

アルコールを飲みながらああでもないこうでもないと二次会の打ち合わせをしているうちに、話題は生まれてくる英二の赤ちゃんの話になった。

 

 

みんなで生まれてくる赤ちゃんの名前を考えようという有りがちな展開に。

詳細は忘れたが、生まれてくる赤ちゃんの名前は女の子にもかかわらず熊太郎にしようということになった。

 

 

女の子なのに熊太郎って…、完全にいじめられる。

 

○授業中に居眠りするだけで冬眠と言われる

○合コンの時にサーモンの刺身を食べているだけで注目をされる

○そして勝手にハチミツレモンサワーや柚子ハチミツサワーを注文される

 

等々、私はひとしきり女の子の名前に熊が付く弊害を語り、その子の身に降りかかるであろう不幸を笑った。

 

 

いくらなんでも女の子に熊はねえわー、なんて笑っているときにふと気付いた。

女性幹事の一人は熊田さんだったのだ。

 

その後、その娘がサーモンの刺身に手を付けなかったのは言うまでもない。

私は死んだふりをするしかなかった。

 

 

話を戻そう。

当時の私はおそらく痔だろうとは思っていたが、現実を受け入れたくない気持ちがあった。

しかし、血が出ている以上、痔ではなかった場合の方が大変。

意を決して病院で診察をしてもらうことにした。

ネットで検索すると近くの古びた病院に肛門科があることが判明。

土曜日を待ってそちらにお世話になった。

 

 

病院へ着いた。

ボロい外観からなめてかかったけど、受付は若い女性だった。

「初めてなんですけど…。」

と伝えると、

「本日は整形外科が休診ですがよろしいですか?」

と言われた。

 

 

男らしく「肛門科です。」とは言えず、モジモジしながら小声で

「大丈夫です。」

と答えてしまった。

受付が若い女性じゃなかったらちゃんと言えたのに…。

一体なにが大丈夫なんだ!

大丈夫なら病院くんな!

心のなかで自分を叱責した。

 

 

「初診の方はこちらをご記入下さい。」

申込書のような紙を一枚渡された。その用紙の最後には「診察する部位と症状」という項目があった。

これをあの若い女性に出すのか…、恥ずかしいな。

えーい、羞恥プレイだと思って楽しんでやる!

大きく元気な字で「肛門、出血」と記入し受付へ持って行った。

保険証で勤務先やら己の素性を丸出しにしつつ、「肛門、出血」と書かれた紙を渡す。

まもなくケツの穴まで丸出しにするのだ。

自ら進んで来たとはいえ、なんて恐ろしい場所だ。

 

 

ロストバージン

 

 

ベッドで看護師のおばちゃんにズボンを脱がされた。

おばちゃん看護師から

「力を抜いて~」

「息を吐いて~」

なんて声を掛けてもらっているうちに、おじいちゃん先生の指が入ってきた。

おじいちゃん先生の触診が終わると、おばちゃん看護師が

「上手だったわよー」

なんて言いながら、ローションみたいなのでドロドロしていたお尻を拭いてくれた。

シャワーを顔にあてながら「いやー!!」って大声で泣きたい気分だった。

せめて看護師がさっきの受付のお姉さんだったら良かったのに。

 

 

この一連のメニューを風俗でしてもらったらいくらなんだろうか?

私はそういう所に行ったことがないので想像もつかないが、肛門科では薬付きで1700円だった。

 

 

イボ痔の一種という診断だった。

 

 

こうして痔オン軍の仲間入りをした私だが、病院で一番印象に残っているのはケツの穴に指を入れられてもさほど痛くはなかったということだ。

精神的なダメージはあったけど、痛みは大きくなかった。

まさにケツの穴のデカイ男。

 

 

薬局でボラギノールを買えなかった自分を戒めるためにこの「私の痔歴書」を思い立ったのだが、こんな下らない文章を書いているうちに痔は沈静化し、ボラギノールのお世話になる必要もなくなった。

 

 

私の下ネタ投稿を偶然見てしまった方に不快な思いをさせてしまっていたら申し訳ない。私のイメージが回復するまでは、次に用意していた下呂温泉でゲロを吐いた話は止めておこう。

 

 

オチはないけど「私の痔歴書」はこれでおしまいにする。

 

痔・エンド 

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