花粉の季節になると失恋の思い出が蘇る。
高校生の頃、1年半くらい付き合っていた女性がいた。
そしてこの季節にふられた。
ふられた場所は私の部屋。
他に好きな人ができたと。
ふった彼女も泣いていた。
帰りの玄関。
彼女が靴を履く。
ここでわが母登場。
「あら、○○ちゃん、もう帰るの?まぁ、目が真っ赤じゃない!花粉症?大変ねぇ!」
別れ話をして泣いてたなんて言えるわけもなく、曖昧に相槌を打つ彼女。
場の空気を全く読めない母ちゃんは、
「ちょっと待ってなさい。田舎からたけのこ送ってきたから持って帰りなさい。」と追い討ちをかける。
こうして私の失恋が、春らしいコミカルな思い出に変わりましたとさ。
めでたしめでたし。
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